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WordPress向けアクセス解析プラグインにSQLiの脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているアクセス解析用プラグイン「WP Statistics」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「WP Statistics」は、30万以上のサイトに導入されているアクセス解析機能を提供するプラグイン。脆弱性を報告したSucuriによれば、同プラグインにおいて、容易にリモートより攻撃が可能となるSQLインジェクションの脆弱性が存在するという。

同脆弱性は、ユーザーが提供するデータの処理に起因。ユーザー登録を許可しているサイトにおいて、脆弱性を悪用される危険性が高いとしている。

同社では、同プラグインの開発チームへ報告。開発チームは、6月29日にリリースした「同12.0.8」で脆弱性を修正した。その後バグフィクスが行われた「同12.0.8.1」がリリースされている。

(Security NEXT - 2017/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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