Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサムウェア感染も行政ネットワークに影響なし - 川崎市

神奈川県川崎市は、同市上下水道局の業務端末1台がランサムウェア「WannaCrypt」に感染したことを公表した。感染の拡大は確認されておらず、行政情報システムなどへの影響もなかった。

同市によれば、感染被害が発生したのは、上下水道局が国際事業推進業務で使用しているパソコン。5月12日の業務終了時に異常は見られなかったが、週明け15日の始業時にパソコンを起動したところ、身代金を要求する画面が表示された。

ランサムウェアに感染したパソコンは、データの送受信や海外関係先との連絡調整などを行うため、インターネットへ直接接続していたという。

同市の行政情報ネットワークとは切り離して運用しており、上下水道施設や行政情報システムなどへの影響は確認されていない。

(Security NEXT - 2017/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
講師事務所がランサム被害、研修受講生氏名などが流出か - INPIT
ランサム被害で情報流出、調査や復旧作業を継続 - 丸菱HD
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業