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IPAへの年間相談は1.6万件弱、ランサム関連311件 - 復号で修理業者による高額請求も

2016年に情報処理推進機構(IPA)へ寄せられたセキュリティに関する相談は、前年の1万4657件を上回り、1万5873件だった。「ワンクリック請求」と「ウイルスの偽警告」で半数近くを占めている。

同機構が提供している情報セキュリティ安全相談窓口に対し、2016年に寄せられた相談件数やおもな相談内容について取りまとめたもの。2016年には1万5873件の相談が寄せられ、前年の1万4657件から8.3%増。

2009年と2010年は「ワンクリック請求」に関する相談が増加したことを受け、相談件数が一時2万件を超えたが、2012年に業者の摘発が相次いだ影響で減少に転じ、その後は1万5000件前後で推移している。

相談種類別に見ると、「ワンクリック請求」が全体の25.6%にあたる2292件で最多。次に多かったのは、「ウイルスを検出した」などと偽警告でユーザーの不安をあおり、電話をかけさせて製品の購入やサポート契約に誘導する「ウイルス検出の偽警告」で、22.6%にあたる2029件の相談があった。

(Security NEXT - 2017/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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