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4社に1社がインシデント被害を経験 - 半数超が脆弱性突かれた被害

被害の内容を見ると、もっとも多かったのは「顧客情報の漏洩」で33.8%。次いで営業秘密を除いた「業務情報の漏洩」が22.8%、「営業秘密の漏洩」が19.6%と、情報漏洩関連の被害が目立つ。

「ランサムウェア感染でデータファイルが使用不能になった」が18.3%だった。ランサムウェア被害については、米国の4.9%、欧州の9.7%を大きく上回る。

攻撃の手口を見ると、「脆弱性を突かれたことによる不正アクセス」が51.7%で最多だった。また同じく脆弱性である「SQLインジェクション」が別項目で調査されており、25.8%にのぼる。脆弱性以外は、「IDとパスワードの窃取による不正アクセス」が34.8%、「DDoS攻撃」が34.1%、「標的型攻撃」が29.6%と続く。

セキュリティ対策を推進する上での課題は、「リスクの見える化が困難(34.6%)」「予算不足(33.9%)」「経営層のリスク感度が低い(30.9%)」「経営層にITやセキュリティの重要性を理解してもらえない(24.4%)」といった回答が多かった。

(Security NEXT - 2017/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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