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EOLの「IIS 6.0」にあらたな脆弱性 - 2016年半ばより攻撃が発生中

「Windows Server 2003 R2」に含まれる「IIS 6.0」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。2016年半ばより同脆弱性を狙った攻撃が発生しているという。

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研究者がGitHub上で公開した実証コードの「Read Me」

今回明らかとなった脆弱性「CVE-2017-7269」は、「IIS 6.0」の「WebDAV」機能に見つかったもので、バッファオーバーフローが生じ、コードをリモートより実行される可能性がある。

華南理工大学の研究者2人が明らかにしたもので、GitHub上で実証コードも公開している。同研究者によれば、少なくとも2016年の7月か8月ごろより同脆弱性を突く攻撃コードが出回っているという。

今回脆弱性が見つかった「Windows Server 2003」は、2003年5月に登場。7年2カ月のメインストリームサポートと延長サポート5年のあわせて12年2カ月のサポート期間を経て、2015年7月15日にサポートが終了している。

(Security NEXT - 2017/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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