Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EOLの「IIS 6.0」にあらたな脆弱性 - 2016年半ばより攻撃が発生中

「Windows Server 2003 R2」に含まれる「IIS 6.0」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。2016年半ばより同脆弱性を狙った攻撃が発生しているという。

20170331_gh_001.jpg
研究者がGitHub上で公開した実証コードの「Read Me」

今回明らかとなった脆弱性「CVE-2017-7269」は、「IIS 6.0」の「WebDAV」機能に見つかったもので、バッファオーバーフローが生じ、コードをリモートより実行される可能性がある。

華南理工大学の研究者2人が明らかにしたもので、GitHub上で実証コードも公開している。同研究者によれば、少なくとも2016年の7月か8月ごろより同脆弱性を突く攻撃コードが出回っているという。

今回脆弱性が見つかった「Windows Server 2003」は、2003年5月に登場。7年2カ月のメインストリームサポートと延長サポート5年のあわせて12年2カ月のサポート期間を経て、2015年7月15日にサポートが終了している。

(Security NEXT - 2017/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み