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2016年の不正アクセス認知件数は1840件、前年比211件減 - 検挙数は増加

検挙件数を手口別に見ると、他人のパスワードを使って不正にアクセスする「識別符号窃用型」が457件と突出。そのうち「パスワード設定、管理の甘さにつけ込んだもの」が244件で53.4%にのぼる。

「パスワードを知っている元従業員や知人によるもの(13.3%)」「利用者からパスワードを聞き出した、またはのぞき見したもの(10.7%)」が続いた。

さらに「マルウェアを使用して入手したもの(7.4%)」「他人から入手したもの(4.4%)」のほか、インターネット上へ流出していた情報を用いたり、フィッシングサイトで入手したケースでも検挙者が出ている。

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識別符号の窃用による不正アクセスの手口(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2017/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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