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「ESXi」など複数VMware製品に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース

「VMware ESXi」「同Workstation」「同Fusion」など、VMwareの複数製品に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。修正パッチやアップデートがリリースされている。

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複数製品に脆弱性4件が判明(表:VMware)

バッファオーバーフローや初期化されていないスタック領域を利用する脆弱性「CVE-2017-4902」「CVE-2017-4903」のほか、あわせて4件の脆弱性が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用された場合、ゲストOSからホスト上でコードを実行される可能性があるほか、サービス拒否や情報漏洩などが生じるおそれがある。

同社は「CVE-2017-4902」「CVE-2017-4903」「CVE-2017-4904」に関して、一部例外を除き、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。「CVE-2017-4905」に関しては2段階低い「中(Moderate)」とした。

同社では、各製品向けに脆弱性を修正するアップデートやパッチを用意している。今回修正した脆弱性は、以下のとおり。

CVE-2017-4902
CVE-2017-4903
CVE-2017-4904
CVE-2017-4905

(Security NEXT - 2017/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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