複数脆弱性を解消した「WordPress 4.7.3」 - セキュリティ以外でも39件を修正
WordPressの開発チームは、複数の脆弱性へ対処したセキュリティアップデートとなる「WordPress 4.7.3」をリリースした。旧バージョンの利用者に対し、最新版へ早急にアップデートするよう強く推奨している。
今回のアップデートは、3件の「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性や制御文字によりURL検証が回避される問題など、6件のセキュリティに関する問題を解決したもの。
「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」により、サーバのリソースが消費される不具合や、本来削除できないファイルが、プラグインの削除機能を用いることで管理者により削除可能となる問題へ対応した。さらにセキュリティ上の問題ではないが、39件の修正をあわせて実施したという。
WordPressに関しては、1月26日に公開された前回のアップデート「WordPress 4.7.2」 が大きな注目を集めた。
同アップデートでは、外部より改ざんが可能となる重大な脆弱性へ対応していたが、リリース当初は同脆弱性の修正について言及せず、開発チームでは、1週間後に脆弱性情報を開示。一方でアップデートを未実施だった利用者も多く、多数のサイトで改ざん被害が発生した。
(Security NEXT - 2017/03/07 )
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