クレジットカードのIC化、2016年末の段階で75.4% - 目標下回る
クレジットカード業界では、偽造が難しいICチップを搭載したクレジットカードへの移行を推進しており、2016年末時点の進捗状況を明らかにした。
同協会では、目標として2016年12月末の時点で80%、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年3月末までに100%を掲げているが、加盟231社を調査したところ、2016年12月末の段階で発行枚数に占めるクレジットカードのIC化の割合は75.4%で、目標を4.6ポイント下回った。
一方、加盟社単位で見ると、179社が80%以上のICカード化を達成。そのうち73社に関してはすでに100%を実現しているという。
クレジットカードによる不正防止対策については、クレジット取引セキュリティ対策協議会が、2016年4月に2020年までに取り組むべき実行計画を発表。日本クレジット協会においても、カード情報の保護対策やICカード化など推進している。
(Security NEXT - 2017/03/01 )
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