不正アクセスによる情報漏洩、会員など最大約6万人に影響 - イベント制作会社
舞台やイベントの制作を手がけるネルケプランニングのウェブサーバが不正アクセスを受けた問題で、同社は詳細を明らかにした。SQLインジェクション攻撃を受けた形跡がログに残っていたという。
同社では、ウェブサーバへの不正アクセスにより、会員向けウェブサービス「ネルケハ」の会員情報が流出した可能性があるとして、1月1日よりサーバを停止。事態を公表するとともに、原因や被害状況について調査を進めていた。
同社によると、ウェブサーバにおける2016年9月1日から2017年1月1日までのログについて調べたところ、複数回のSQLインジェクション攻撃を受けており、会員管理画面へ不正アクセスされたほか、保有している個人情報がアクセスを受けた形跡が残っていたという。

流出した可能性がある情報(画像:ネルケプランニング)
流出した可能性があるのは、「ネルケハ」の会員4万8925人分や、オンラインショップで2014年4月1日から2017年1月1日までの間に商品を注文した1万3849人分の登録情報。
大半はメールアドレスだが、一部会員については電話番号や郵便番号のほか、氏名や住所、生年月日、性別などの個人情報が流出したおそれがある。
同社では、舞台公演に関する情報を提供する簡易的なサイトを再開しているが、本格的なサービスの再開にはしばらく時間を要すると説明。また会員向けサービスについては、メールアドレス以外の個人情報を保有しない形で近日中の再開を目指すとしている。
(Security NEXT - 2017/02/22 )
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