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不正アクセスによる情報流出の痕跡発見されず - 栃木スバル

栃木スバル自動車は、10月に業務用パソコンが不正アクセスを受けた問題で、顧客情報が流出した痕跡は発見されなかったとする調査結果を公表した。

同社によれば、2016年10月16日の夕方ごろ、同社が顧客情報の管理に用いているパソコンが、インターネット経由で4時間にわたり不正アクセスを受けたもの。同社では事態を公表、外部事業者へ調査を依頼していた。

今回の調査では、内部に保存された情報が持ち出された痕跡やマルウェアは検出されなかったと説明。同社は不正アクセスが行われたことを認めつつも、複数事業者による調査で痕跡は発見されず、流出を確認できなかったことを理由に顧客への影響はないと結論付けた。

また不正アクセスを受けたパソコン内に保存されていた顧客情報に関して、当初発表では10万987件としていたが、8万8125件へと訂正。同社では対象となる顧客に対して書面で説明と謝罪を行うとしていたが方針を変更。個別の連絡は行わず、同社ウェブサイトでの発表にとどめるとしている。

(Security NEXT - 2017/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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