Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

動画料金請求装う偽ヤフーSMS - プリカ番号要求は「典型的詐欺」

ヤフーを装って携帯電話へメッセージを送りつけ、有料動画の未払料金を支払わなければ訴訟を起こすなどと騙す詐欺が発生している。プリペイドカードの番号を伝えるよう求めるケースは典型的な詐欺であるとして、消費者庁が注意喚起を行った。

同庁によれば、10月以降、「ヤフー」をはじめ、「ヤフー総合窓口」「ヤフー総合受付」などを名乗り、実際には利用していないにもかかわらず有料動画の閲覧履歴があると偽り、登録解除しないと身辺調査や法的措置を行うなど不安を煽って記載にある連絡先へ電話するよう促すSMSが出回っているという。

実際に電話すると、延滞料金など25万円の未払料金があり、すでに裁判の手続きを進めているなどと告げて、金銭の支払いを要求。弁護士が数千円の手数料を引いた金額を返還するなどと、すぐに対応すれば支払が安く済むかのようにだまし、大手通販サイトのプリペイド式ギフトカードで支払うよう指示していたという。

要求に応じても返金されることはなく、別会社の有料動画サイトでも未払料金があるなどとしてさらに要求がエスカレート。担当弁護士を名乗る者から動画サイトの未払料金を要求されるケースもある。

同庁と東京都の合同調査によれば、SMSに記載された電話番号の契約先はいずれも電話回線の転売や転送電話サービスなどの事業者で、発信元がわからないようになっていた。詐欺組織の所在や実体はわかっていない。

ヤフーでは動画配信サービス「GYAO!」を展開しているが、有料サービスを利用する前に同社の決済サービス「Yahoo!ウォレット」へ登録する必要があるほか、料金未納者にSMSで連絡することはないという。

これまでも「DMM.com」を偽装して金銭を要求する同様の詐欺が発生しており、聞き覚えがある業者を名乗っても安易に信用しないよう注意するよう警鐘を鳴らしている。

SMSや電話による身に覚えのない要求があった場合は、要求に応じず各地の消費生活センターや警察に相談するよう求めている。

(Security NEXT - 2016/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2020年3Qの標的型攻撃メールは9件 - 不審メールの情報提供は15倍、大半「Emotet」
フィッシングやなりすましメールをテーマとしたオンラインイベント - JPAAWG
セキュリティ相談が1.8倍に - 「Emotet」関連や「不正ログイン」相談が急増
警察庁、キャッシュレス決済サービスの不正出金で注意喚起 - 便乗詐欺にも警戒を
約4割でインシデント被害、対応費用は約1.5億円 - 4.4%が「Emotet」経験
CODE BLUE、全講演者が決定 - 特別講演にAudrey Tang氏
新コロ便乗、2Qに急増 - 不正サイト誘導14.6倍に
偽不在通知SMSをクリックするとどうなる? - 動画で紹介
事業者やネット利用者向けのフィッシングGLを改定 - フィ対協
フィッシングURL件数、5月も4000件台と高水準 - 報告件数は1.4万件超に