Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム被害者の15%が支払に応じる - 5万円以上が3割超

ランサムウェアの被害者へ実際にどのような状況に陥ったか内容を尋ねたところ、「ロックがかかり操作できない(40.2%)」「端末内のデータが削除された(26.8%)」「端末内のデータが見られない(28.6%)」「端末が不審な挙動をする(18.8%)」などを経験していた。

またこれら「ランサムウェア」で被害を経験した人のうち、15.2%が金銭の支払い要求に応じており、そのうち35.3%は5万円から10万円を支払っていたという。

「ランサムウェア」以外の脅威における金銭の支払い状況を見ると、「電話での架空請求(18.9%)」「乗っ取られた知人のアカウントから連絡が来たケース(18.3%)」など2割弱にのぼり、「自身のアカウント乗っ取り」も11.3%が金銭を支払った経験を持っていた。

「架空請求」や「フィッシング詐欺」では、被害額が10万円以上から100万円以内と高額に及ぶケースも見られる一方、5万円以上の被害額で比較すると、ランサムウェアの割合が最も高かった。

被害額の割合(グラフ:MS&AD基礎研)
被害額の割合(グラフ:MS&AD基礎研)

(Security NEXT - 2016/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
2023年は1割の企業でランサムウェア攻撃を観測
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
JNSA、2023年10大ニュースを発表 - 事件事故の背景に共通項も
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も