Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PHP FormMail Generator」の生成コードに複数の脆弱性

コード生成サービス「PHP FormMail Generator」によって作成されたPHPコードに、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関では利用者に対して、コードを再生成して差し替えるなど、対応を講じるよう注意を呼びかけている。

同サービスを利用することにより、WordPressなどで利用できるウェブフォームのコードを作成することができるが、作成されたコードには、認証なく管理パネルへアクセスできる脆弱性「CVE-2016-9482」や、ディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2016-9484」が存在するという。

さらに信頼できない入力値をデシリアライズする脆弱性「CVE-2016-9483」が含まれており、リモートよりコードを実行されたり、「CVE-2016-9484 」と組み合わせることで、任意のファイルを取得されるおそれがあることが明らかになったという。

12月6日の時点では、作成するコードへ上記問題が生じないよう修正が行われており、再作成したコードに変更するか、過去に作成されたコードに対して利用者が対策を講じるよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2016/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正