三菱製の制御システムにサービス停止など複数の脆弱性
三菱電機の制御システム「MELSEC-Qシリーズ」で利用する「Ethernetインターフェースモジュール」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
汎用シーケンサである同製品のEthernetインターフェースモジュール「QJ71E71-100」「QJ71E71-B5」「QJ71E71-B2」に、アクセス制御の問題が存在し、リモートよりPLCへ接続され、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2016-8368」が判明したもの。弱い暗号化アルゴリズムを利用する「CVE-2016-8370」も含まれるという。
今回の問題を受けて、セキュリティ機関では最新版へアップデートを行うとともに、IPアドレスによるフィルタリングを実施してアクセス制御を行ったり、通信データを傍受されないよう対策を講じるなど、脆弱性への対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/12/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を
