Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NTTコミュニケーションズ」のなりすましメールに注意 - 添付ファイルはマルウェア

公的機関やISPなどを装って「ウイルスへ感染している」などとメールで不安を煽り、マルウェアへ感染させる攻撃が発生している。なじみがある組織を名乗るメールであっても、添付ファイルや本文内のリンクを開く場合は、注意が必要だ。

今回、「NTTコミュニケーションズ」を装い、マルウェアへ感染させるメールが確認されたもの。問題のメールは、「【重要】総務省共同プロジェクト コンピューターウィルスの感染者に対する注意喚起及び除去ツールの配布について」といった件名で送信されている。

受信者の端末がマルウェアへ感染しているなどとだまして不安を煽る手口で、「除去ツールの配布」と称して、添付ファイルを開かせる。誤ってファイルを開いてしまうと、マルウェアへ感染するおそれがある。

類似した攻撃が、10月後半より確認されており、これまでも業界団体である「ICT-ISAC」になりすましたメールが確認されている。いずれの組織も、こうしたメールを送信することはないとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
委託先がサポート詐欺被害、個人情報流出のおそれも - 焼津市
「サポート詐欺」の高齢者被害が大幅増 - ネット銀の接続促す手口も
早大公認新聞サークルサイト、マルウェアダウンロードのおそれ
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応