「NTTコミュニケーションズ」のなりすましメールに注意 - 添付ファイルはマルウェア
公的機関やISPなどを装って「ウイルスへ感染している」などとメールで不安を煽り、マルウェアへ感染させる攻撃が発生している。なじみがある組織を名乗るメールであっても、添付ファイルや本文内のリンクを開く場合は、注意が必要だ。
今回、「NTTコミュニケーションズ」を装い、マルウェアへ感染させるメールが確認されたもの。問題のメールは、「【重要】総務省共同プロジェクト コンピューターウィルスの感染者に対する注意喚起及び除去ツールの配布について」といった件名で送信されている。
受信者の端末がマルウェアへ感染しているなどとだまして不安を煽る手口で、「除去ツールの配布」と称して、添付ファイルを開かせる。誤ってファイルを開いてしまうと、マルウェアへ感染するおそれがある。
類似した攻撃が、10月後半より確認されており、これまでも業界団体である「ICT-ISAC」になりすましたメールが確認されている。いずれの組織も、こうしたメールを送信することはないとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/11/15 )
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