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無償で利用できるサイト脆弱性検出ツールを解説 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、解説レポート「ウェブサイトにおける脆弱性検査手法」を公開した。同機構のサイトよりダウンロードできる。

同レポートは、無償ツールを活用してウェブサイトの脆弱性を検出する方法と、検出結果についての解説をまとめたもの。

ウェブサイトの脆弱性に起因し、サイトが改ざんされたり、情報漏洩などのインシデントが頻発している現状に対し、同機構では開発時における脆弱性対策が不十分であると指摘。

その一方でセキュリティ対策についてコストを理由に積極的に取り組まないケースもあることから、無償で利用できる脆弱性検査ツール5種「OWASP ZAP」「SQLMAP」「Fiddler」「Paros」「ratproxy」による検出方法を解説している。

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各ツールの特徴(表:IPA)

同レポートでは、無償ツールの活用例を3例提案。脆弱性の検出によって次世代製品の開発におけるセキュリティ予算の確保にもつながるなど、経営層に対する説得する際にも活用できるとして、利用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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