無償で利用できるサイト脆弱性検出ツールを解説 - IPA
情報処理推進機構(IPA)は、解説レポート「ウェブサイトにおける脆弱性検査手法」を公開した。同機構のサイトよりダウンロードできる。
同レポートは、無償ツールを活用してウェブサイトの脆弱性を検出する方法と、検出結果についての解説をまとめたもの。
ウェブサイトの脆弱性に起因し、サイトが改ざんされたり、情報漏洩などのインシデントが頻発している現状に対し、同機構では開発時における脆弱性対策が不十分であると指摘。
その一方でセキュリティ対策についてコストを理由に積極的に取り組まないケースもあることから、無償で利用できる脆弱性検査ツール5種「OWASP ZAP」「SQLMAP」「Fiddler」「Paros」「ratproxy」による検出方法を解説している。

各ツールの特徴(表:IPA)
同レポートでは、無償ツールの活用例を3例提案。脆弱性の検出によって次世代製品の開発におけるセキュリティ予算の確保にもつながるなど、経営層に対する説得する際にも活用できるとして、利用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/09/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
未公開脆弱性情報、公表前の開示自粛を呼びかけ - 政府や関係機関
国産セキュリティ製品の普及促進フォーラム - 10月に都内で初開催
日本シーサート協議会、年次カンファレンスイベントを12月に開催
JSSEC、「Androidアプリセキュアコーディングガイド」第17版を公開
JPAAWG、11月に「8th General Meeting」を高知でハイブリッド開催
通販サイトでの「ウェブスキミング」に業界団体が注意喚起
U15対象「SecHack0コンクール」開催 - テーマは未来のくらしと安全
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを