Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者の個人情報含むSDカードを紛失 - 京大病院

京都大学医学部付属病院において、患者の個人情報が保存されたSDメモリカードの紛失が判明した。

同院の歯科口腔外科において、9月6日に研修医がSDメモリカードの紛失に気付いたもの。前日5日18時ごろに、研修医が処置室のパソコン上へ別の研修医に渡すためにSDメモリカードを置いたが、やりとりが曖昧でその後の所在がわからない状態だという。

紛失したSDカードには、カードの使用期間中に入院していた患者41人をはじめ、最大で138人分の情報が保存されていた可能性がある。患者の氏名のほか、顔や口腔内、手術中の写真が含まれる。

紛失した個人情報の不正利用などは確認されていない。同院では、個人情報が紛失した可能性のある患者に対し、電話と書面による事情の説明と謝罪を進めている。

(Security NEXT - 2016/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

学生が患者の個人情報含むカルテの写真をSNSに投稿 - 名古屋大病院
申込用に公開した表計算ファイルに個人情報 - 都立豊島病院
職員が患者カルテをインスタ投稿、個人情報が残存 - 仙台市立病院
第三者のYouTube動画に患者の電子カルテ情報 - 群大付属病院
無許可の患者情報持ち出し、サポート詐欺被害から発覚 - 近大病院
チーム医療の書類を一時紛失、駅ビルで拾得 - 横市大付属病院
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
メールアカウント3件に不正アクセス、個人情報が流出 - 近大関連会社
個人情報含む書類が風で飛散、一部未回収 - 伊勢崎市民病院
患者情報含むUSBメモリを紛失 - 約1カ月後に回収