Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

教員が個人情報や試験問題をSNSに掲載 - 名古屋大

名古屋大学は、同大教員が個人情報をはじめ、不適切な情報を自身のSNSに投稿していたと発表した。問題とされる投稿はすでに削除されているという。

同大によれば、2月に同教員がSNSへ不適切な投稿を行っているとの指摘を受け、調査を行ったところ判明したもの。

同教員や関係者に対する聴き取り調査を実施した結果、出題予定の定期試験問題や採点中の答案、審査中の修士論文の画像のほか、自身が立ち会った医学部付属病院における手術中の写真、患者のMRI画像の写真などを掲載していた。

また大学入試センター試験の監督者や同大の推薦入試や大学院入試の面接委員を務めていることがわかる投稿が存在。さらに修士論文発表者1人の個人情報や、奨学金返還免除者に選ばれた学生と、学術奨励賞の面接を受けた学生の氏名などの個人情報を掲載していたという。

いずれも閲覧状況などは特定できていない。すでに投稿は削除されており、同大では、対象となる関係者に報告と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2016/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

患者の個人情報含む書類を院内チラシラックに - 近畿大病院
学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
学生向け案内メールに別学生情報、差込用データに不備 - 小樽商科大
逮捕者PCから大学メルアカ情報、入手経緯など不明 - 日大
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大
学生の個人情報含むファイルを医学部サイトに誤掲載 - 鳥取大
「Teams」で設定ミス、学内で個人情報が閲覧可能に - 宇都宮大
研究員がバス停に置き忘れノートPCを紛失 - 大阪公立大
新卒向けサービスで情報流出か、作業サーバに侵害の痕跡 - リアライブ
個人情報含むウェブフォームの管理者用URLを誤送信 - 宇都宮大