Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows向け「LINE」自動UD機能の脆弱性、再修正を実施

Windows版の「LINE」が備える自動アップデート機能に脆弱性が明らかとなった問題で、同社は当初修正済みとしたバージョンに問題があることが判明したとして、再度修正を実施した。

問題の「CVE-2016-4850」は、同ソフトウェアの自動アップデート機能において、中間者攻撃により不正なファイルを読み込むおそれがある脆弱性。

同社は、8月19日に脆弱性を公表し、対象となるバージョンを「同4.8.1.1112」および以前のバージョンとし、「同4.8.2」で脆弱性を修正したとしていたが、その後、修正の不備が判明。「同4.8.2.1125」および以前のバージョンが影響を受けるとし、あらたに修正版として「同4.8.3」を公開した。

同社は対象となるバージョンの利用者に対し、自動アップデート機能を利用せず、最新版を同社サイトから入手し、再インストールすることを推奨。また脆弱性についてJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、JVNを通じても情報を公開している。

(Security NEXT - 2016/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を