2014年度の国内セキュリティ市場規模は8428億円 - JNSAまとめ
2014年度における国内情報セキュリティ市場は8428億円だった。2015年度は9202億円、2016年度は9803億円が見込まれ、上昇傾向が続くという。
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が、情報セキュリティ市場について調査を実施し、報告書として取りまとめたもの。2014年3月31日の時点で、国内で情報セキュリティに関するツールやサービスなどの提供を事業として行っている事業者を対象に市場規模を算出し、推定額として取りまとめた。
2014年度の情報セキュリティ市場は、情報セキュリティツール市場が4489億円、情報セキュリティサービス市場が3939億円で合計8428億円。2010年度から4年連続で増加した。以降も堅調に推移すると見ており、2015年度を9202億円、2016年度には9803億円と1兆円直前まで市場が成長すると分析している。
2014年度のツール市場を製品カテゴリ別に見ると、「コンテンツセキュリティ対策製品」が1712億円。次いで「アイデンティティ、アクセス管理製品」が772億円、「システムセキュリティ管理製品」が663億円、「ネットワーク脅威対策製品」が618億円、「暗号化製品」が488億円、「統合型アプライアンス」が236億円と続く。
一方同年度のサービス市場は、「セキュアシステム構築サービス」が1564億円で全体の4割を占めた。次に多かったのは「セキュリティ運用、管理サービス」で1252億円、「情報セキュリティコンサルテーション」が715億円、「情報セキュリティ教育」が304億円、「情報セキュリティ保険」が105億円だった。
(Security NEXT - 2016/07/12 )
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