セキュリティ人材、2020年に約19.3万人不足 - 給与水準改善が鍵か
情報セキュリティ分野の人材は、2016年の時点で約13万人が不足しており、2020年には19万人超に拡大するとの調査結果を、経済産業省が取りまとめた。
同省が、IT人材についてアンケート調査や有識者による研究会を実施し、中長期的な動向をまとめたもの。

セキュリティ人材および不足数の予測(グラフ:経産省)
同調査によれば、2016年の時点で、セキュリティベンダーやITベンダーにおけるセキュリティ人材は4万2190人、ユーザー企業におけるセキュリティ人材は23万8680人と推定。あわせて28万870人が従事している。
一方で潜在的に求められる人材は41万2930人に及ぶとし、13万2060人が不足している状況だという。また2020年にはセキュリティ人材への潜在需要が37万1320人に達すると予測。不足数は19万3010人まで拡大するとの見通しを示した。
ユーザー企業におけるセキュリティ人材の不足感を調査したところ、全体的な情報セキュリティ対策の統括者、部署内の情報セキュリティ管理者のいずれについても、5割弱の企業が不足を感じていると回答。「必要人数は確保できている」と回答した企業は4分の1にとどまった。
(Security NEXT - 2016/06/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
企業と学生の「ギャップ」、セキュ人材育成の課題 - JNSAが報告書
若年層向け合宿イベント「セキュキャン」が参加者募集をまもなく開始
若年層向け人材育成ハッカソン「SecHack365」、参加者募集を開始
「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
「SecHack365 2024」の成果発表会を都内で開催 - NICT
SMFGなど4社、合弁会社「SMBCサイバーフロント」設立
NICTがシンポジウム開催 - 研究報告や女性活躍のパネルも