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「TeslaCrypt v1」から「同v4」まで対応した無償復号ツール

露Kaspersky Labは、無償で提供しているランサムウェア対策ツール「RakhniDecryptor」をバージョンアップし、「TeslaCrypt」の復号化機能を強化した。

「RakhniDecryptor」は、ランサムウェア「Rakhni」の復号化ツールとして提供されていたもので、同社サイトより入手することができる。

従来よりランサムウェア「TeslaCrypt v1」「同v2」へ対応していたが、「TeslaCrypt」の関係者よりマスターキーが公開されたことを受け、バージョンアップを実施。「RakhniDecryptor 1.15.10.0」より、あらたに「TeslaCrypt v3」「同v4」へ対応した。

同社では、同ツール以外にも、ランサムウェアである「Rannoh」や「CryptXXX」に対応した「RannohDecryptor」なども公開している。

(Security NEXT - 2016/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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