Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

百五銀行のネットバンキング用アプリに盗聴のおそれ - 最新版へ更新を

百五銀行が提供するオンラインバンキング用スマートフォンアプリに、通信内容が盗聴されるおそれがある脆弱性が含まれていたことがわかった。3月に公開された最新版では解消されているという。

20160518_hb_001.jpg
「百五銀行」Android版アプリ

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、iOSおよびAndroid向けに提供されているアプリ「百五銀行」において、SSLサーバ証明書を正しく検証しない脆弱性「CVE-2016-1210」が含まれていることが明らかになったもの。

マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)により、同アプリの通信内容が盗聴されるおそれがある。3月に公開された最新版にあたる「同2.0」は、同脆弱性の影響を受けない。

同脆弱性は、NTTコムセキュリティの東内裕二氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2016/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - 緊急対応を
Fortinet、セキュリティアドバイザリ2件をリリース
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
「ImageMagick」に脆弱性 - 不特定多数の画像処理で影響大
「WhatsApp」とApple製品の脆弱性、連鎖させて攻撃か
Salesforce「Tableau」に深刻な脆弱性 - 7月の更新で対応
「Langflow」に脆弱性、管理者権限を奪われるおそれ