Apple、Windows版QuickTimeのサポート終了をアナウンス
今回、Appleが公式にサポートを終了したことを認めたことを受け、情報処理推進機構(IPA)は、あらためて「QuickTime for Windows」に脆弱性が存在することを指摘。すみやかにアンインストールを行い、代替製品の使用を検討するよう求めた。
サポート終了にあたり、Appleでは2009年以降のWindowsにおいて、「H.264」「AAC」などのフォーマットはサポートされているとし、ブラウザもプラグインがなくてもビデオ再生が可能であると釈明した。
一方、ビデオ制作やポストプロダクションの現場などで、Mac OS XとWindows間のデータ受け渡しなどで利用される「Apple ProRes」コーデックをはじめ、「アニメーション」「DNxHD/HR」などに「QuickTime」に依存せざる得ないフォーマットも複数存在。「Apple ProRes」に関しては、Adobe Systemsが対応を目指していることを表明しているが、対応時期など見通しは明らかとなっていない。

「QuickTime for Windows」のダウンロードページへ、すでにサポートを行っていないことを明記したApple
(Security NEXT - 2016/05/10 )
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