Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサムウェアの相談が急増、前月比5.6倍に - 約88%で被害

情報処理推進機構(IPA)によれば、3月に同機構へ寄せられたランサムウェアに関する相談は、前月比約5.6倍にあたる96件へと大幅に増加したという。相談件数の約9割で被害が発生している。

20160413_ip_001.jpg
ランサムウェアの相談動向(グラフ:IPA)

パソコン内部のデータを意図に反して暗号化し、復号を引き替えに金銭を要求するランサムウェアの被害が拡大しているもの。

同機構によれば、2016年に入って1月に11件、2月に入り17件の相談が寄せられていたが、3月に入り、96件へと急増。またこれら相談のうち、約88%で被害が発生しているという。

感染経路の多くは、メールの添付ファイルで、4月以降も同様の相談が相次いでおり、同機構では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル
ランサム感染でサーバ障害、調査や復旧実施 - YAC子会社
NASがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 順大
「バンダイCH」で個人情報流出の可能性 - ランサム被害は否定
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
ネットワークにサイバー攻撃、情報流出の可能性も - 広島工業大
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性