Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「水道止める」「断水情報」と騙す悪質メールに注意 - SMSを利用するケースも

水道局を装い、「水道料金が未納のため、水道を止める」などと不安を煽り、出会い系サイトなど無関係なサイトへアクセスさせる悪質なメールが出回っており、一部自治体が注意を呼びかけている。

問題のメールは「給水停止についてのお知らせ」といった件名で送信されており、1月後半より流通量が増えていると見られる。メールの本文では「最終納期限を過ぎているが、支払いの確認が取れていない」などと不安を煽り、「最寄りの営業所一覧」などとして、無関係のサイトへ誘導する。

また「断水のお知らせ」を装うメールも確認されており、「断水予定区域」などとしてリンクをクリックさせようとしていた。また水道局を偽装したケースでは、受信者が驚くような過大な請求金額を記載したメールを送り付けるケースもある。

メール以外にも、ショートメッセージサービス(SMS)が利用される場合もあった。注意喚起を行っている自治体の多くは、メールによる水道料金請求や、給水停止の連絡は行っておらず、断水工事なども、ウェブサイトや広報車、チラシなどを通じて通知しているとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局