「ランサムウェア」に感染したらどうなるか
ふとしたきっかけでマルウェアに感染、パソコン内部のファイルが利用できなくなり、環境を戻すためと金銭が要求される——そうしたランサムウェアの被害が国内外で発生している。
こうした状況を受け、警察庁は「ランサムウェア」の動作を説明し、被害に遭わないための対策について解説した動画を公開し、注意を呼びかけている。
ランサムウェアは、いわゆる「身代金」を要求する不正プログラム。感染すると、利用者の意図に反してファイルが勝手に暗号化されて利用できなくなる。
被害はパソコン内部に限らず、接続している外部ドライブや共有ファイルなども被害を受ける場合がある。復号のための鍵は攻撃者が持っており、復号する代わりに金銭を要求してくる。
ランサムウェアによる被害は増加傾向にあり、情報処理推進機構(IPA)でも多くの相談が寄せられているとして、2016年に入ってからも注意喚起を行っている。
今回警察庁が公開した約7分ほどの動画。「Windows 7」上でランサムウェアのデモ用プログラムを起動し、暗号化した上に拡張子が「www」に変更され、実際に利用できなくなる様子を解説。1度暗号化されると復号することは難しいとし、対策としてバックアップの実施を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/02/02 )
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