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「OpenSSH」クライアントに複数の脆弱性

「OpenSSH」のクライアントに複数の脆弱性が含まれていることがわかった。開発グループやセキュリティ機関では、注意を呼びかけている。

「OpenSSH」のクライアントに秘密鍵などの情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2016-0777」や、特定条件下でバッファオーバーフローが生じる「CVE-2016-0778」が明らかとなったもの。

試験的に実装したSSH接続のローミング機能が脆弱性の原因で、悪意あるサーバと通信するとメモリの情報がサーバへ送られるおそれがあるという。

「同7.1p1」から「同5.4」までが影響を受けるとされており、脆弱性を修正した「同7.1p2」を公開した。また緩和策としてローミング機能の無効化を案内している。

(Security NEXT - 2016/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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