Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSH」クライアントに複数の脆弱性

「OpenSSH」のクライアントに複数の脆弱性が含まれていることがわかった。開発グループやセキュリティ機関では、注意を呼びかけている。

「OpenSSH」のクライアントに秘密鍵などの情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2016-0777」や、特定条件下でバッファオーバーフローが生じる「CVE-2016-0778」が明らかとなったもの。

試験的に実装したSSH接続のローミング機能が脆弱性の原因で、悪意あるサーバと通信するとメモリの情報がサーバへ送られるおそれがあるという。

「同7.1p1」から「同5.4」までが影響を受けるとされており、脆弱性を修正した「同7.1p2」を公開した。また緩和策としてローミング機能の無効化を案内している。

(Security NEXT - 2016/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起