Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Dell不正証明書の信頼を取り消し - MSがリストを更新

Dellが提供するパソコンにおいて、Windowsの証明書信頼リストに脆弱なルート証明書がインストールされていた問題を受け、マイクロソフトではこれら証明書の信頼を取り消す更新を実施した。

今回の問題に対して同社は同証明書を無効と判断したもので、Windowsにおいて信頼しないようアップデートを実施したもの。

問題の証明書は、他証明書の発行やコード署名のほか、なりすまし、中間者攻撃などへ用いられるおそれがあるが、日本マイクロソフトとしては、12月1日の時点で悪用を確認していないという。

今回の更新は、「Windows 8」以降では自動的適用され、リストは最新のものとなる。また「Windows 7」以前に関しては、失効した証明書の自動更新ツールを導入している必要がある。

記事訂正のお知らせ:本記事初出時に「更新プログラム」との表記がありましたが、日本マイクロソフトのアドバイザリにおいて「更新」と表記が変更となったことを受け、本記事でも反映いたしました。

(Security NEXT - 2015/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」
マイナカード交付通知書などを誤廃棄、流出は否定 - 静岡市
「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
小学校と幼稚園で卒業証書台帳の紛失が判明 - 尼崎市
サイバー攻撃による個人情報流出が判明 - HOYA
「FortiOS」関連で2件のセキュリティアドバイザリ - Fortinet
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
米当局、Ivanti製品の脆弱性に注意喚起 - 侵害痕跡なくとも初期化検討を
ストレージ仮想化ソフト「IBM Storage Virtualize」の一部プラグインに脆弱性