標的型攻撃、実行ファイル以外も注意を - 前四半期と異なる傾向
今回もっとも多かったのが、「ショートカットファイル(.lnk)」を用いた攻撃で39%と4割近くを占める。「JavaScript」と「VBScript」を使用するケースが確認されているが、それぞれ感染するマルウェアは異なるものだった。
「Officeファイル」が31%で続く。マクロを利用するケースがあるほか、Office以外の脆弱性を悪用するために「Officeファイル」が利用されたケースもあった。
これらファイルは圧縮した状態で送り付けられているケースもあるほか、セキュリティ対策製品による検知を回避するため、パスワードを設定しているケースも多々あるため注意が必要。
また期間中には、「Adobe Flash Player」の脆弱性を悪用したドライブバイダウンロード攻撃が報告されている。修正プログラムの公開直後に脆弱性が攻撃されたケースもあった。また正規サイトを通じて配信されたマルウェア広告による攻撃の痕跡も確認しているという。
(Security NEXT - 2015/10/26 )
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