NEC、「量子暗号」システムの安全性評価実験を開始
NECは、「量子暗号」の実用化に向けた安全性の評価実験を、情報通信研究機構(NICT)の協力を得て実施する。

量子暗号システム(図:NEC)
量子暗号は、量子力学に基づき光子を使って拠点間で暗号鍵を共有する「量子鍵配送」のしくみを用いた暗号技術。
今回評価実験では、同一フロアの異なる部屋に量子鍵の送信機と受信機を設置。サイバー脅威情報などを暗号化して通信するための暗号鍵を量子鍵配送で送受信し、検証と安全性評価を行う。
量子暗号に関しては、理論上は盗聴が不可能とされる一方、理論通り同技術を実装しているか安全性を評価する手法はこれまで検討されておらず、今回の実験で装置が理論通り安全性を確保できているのか調べる。
また同社では、量子鍵配送装置からの暗号鍵を「種鍵」として使用する高速回線暗号装置の開発と評価もあわせて実施する。
同実験の成果は、同社も参加している革新的研究開発推進プログラム「量子人工脳を量子ネットワークでつなぐ高度知識社会基盤の実現」における2016年度移行の研究開発に引き継ぎ、利便性と安全性の高い量子暗号システムの開発を進める予定。
(Security NEXT - 2015/09/29 )
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