Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

外国人向けの無料Wi-Fi検索アプリに複数の脆弱性

NTTブロードバンドプラットフォームが提供するスマートフォン向けアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」に、複数の脆弱性が存在することがわかった。

同アプリは、無料で利用できるWi-Fi接続スポットを検索できる訪日外国人向け無料アプリ。Android版とiOS版が用意されており、Android版では「同1.6.0」、iOS版では「同1.0.2」に脆弱性が存在。以前のバージョンも影響を受ける。

脆弱性情報ポータルサイト「JVN」によると。SSIDの表示に脆弱性「CVE-2015-5630」があり、細工されたSSIDをアクセスポイントとして接続すると、端末上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。

またURLスキームを使って起動することで、任意のページを表示させることが可能となる脆弱性「CVE-2015-5629」が存在。任意のAPIを実行されるおそれがある。

最新版では修正されており、開発元やセキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。これら脆弱性はスプラウトの末房建太氏と塩見友規氏が情報処理推進機構に報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2015/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も