JR東日本関連会社でマルウェア感染 - 「なりすましメール」の踏み台に
駅構内施設「ecute」を展開するJR東日本ステーションリテイリングは、従業員が使用する複数のパソコンがマルウェアへ感染したことを明らかにした。「なりすましメール」の送信などに悪用されたという。
同社によると、7月2日にウェブサイトの閲覧によりパソコン2台がマルウェアへ感染したもの。これらパソコンより取り引き先など外部へ「なりすましメール」が送信された。
また感染端末から、内部ネットワークに保存されたファイルが改変され、破壊されたという。今回のマルウェア感染による情報流出の被害については確認されていないとしている。
同社ではなりすましメールの送信先となった関係者へ電話やメールで謝罪。受信したメールを開かずに削除するよう依頼するなど、二次被害が発生していないか確認を進めている。
(Security NEXT - 2015/07/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
先週注目された記事(2025年6月15日〜2025年6月21日)
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
サイトが改ざん被害、仮設サイトを設置 - 日本体操協会
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
外部審査員がサポート詐欺被害、PC内に審査情報 - JARI-RB
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
不正アクセスで保有データが外部に流出 - アークシステムワークス
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」