マルウェア感染の早期発見や被害拡大防止のため活動痕跡の確認を
マルウェアの感染に起因した情報漏洩などの被害が発生していることから、情報処理推進機構(IPA)では、影響を懸念する企業や組織などに向けてマルウェアの活動痕跡を確認するポイントを紹介した。

IPAが示した「確認ポイント」
標的型攻撃による情報流出の被害が相次いで発生している状況を受け、感染の早期発見や被害拡大を防止できるよう、確認すべきポイントを取りまとめ、紹介したもの。
まず、マルウェアの活動を確認するポイントとして、不正通信の確認を挙げている。組織内部と外部のC&Cサーバにおいて通信が行われていないかファイアウォールやプロキシサーバのログを確認。特定端末から数秒や数分間隔で通信が行われるなど、通常とは異なる特徴を持つ通信の痕跡を見つけた場合は、マルウェア感染の可能性も含め、確認する必要がある。
(Security NEXT - 2015/06/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
ASUS製ルータの脆弱性、ベンダー発表以上に高リスク - 国内外で被害拡大
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続
米当局、Ivanti製品の脆弱性に注意喚起 - 侵害痕跡なくとも初期化検討を
あらたなIvanti脆弱性 - パッチ分析で特定し、3月中旬より攻撃展開か
歯科衛生士向け情報サイトが侵害被害 - マルウェア感染