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SECCON 2015が始動、予選は8月から - 新競技「CSIRT演習」も

予選のスタートは、「CEDEC CHALLENGE」と併催される8月26日の横浜大会。ゲームの解析技術なども問われる同大会を皮切りに、全8回の予選を実施する予定。

あらたな試みとして、「CSIRT演習」など社会人を意識した競技を導入。2016年1月31日に予選を勝ち残った強者が「SECCON 2015決勝大会International」で激突し、勝者が決定する。

今回注目されるのは、決勝戦の日程が従来の2日間から1日に短縮された点。スピード感がある短期決戦型のチームに有利とも言える変更だ。決勝競技の詳細が公表されるのはまだ先の話だが、従来とはひと味違った決勝戦となるに違いない。

また18歳以下の参加者で個人戦を戦う「サイバー甲子園」をはじめ、8回の予選大会のうち3回は学生を対象としており、最終的に「SECCON 2015決勝大会Intercollege」で学生の頂点を決定する。セキュリティに興味を持つ学生が参加しやすい場を提供するとともに、キャリアパスの構築を目指す。

さらにCTF大会の予選と並行してビギナー向けのイベントを開催する。若年層における技術の向上や倫理観の育成などを推進するほか、女性コミュニティの育成などへ引き続き取り組む。初心者向けの書籍なども制作中だという。

(Security NEXT - 2015/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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