サイバー防御力競う「ハードニング競技会」がグッドデザイン賞
Hardening Projectが主催する「ハードニング競技会」が2022年度の「グッドデザイン賞」を受賞した。
「ハードニング競技会」は、サイバー攻撃に対する防御力を競うセキュリティコンテスト。セキュリティ研究者や実務者によってボランティアで運営されており、2012年4月より開催されている。
競技には技術者だけでなく非技術者も参加し、協力しながら経営判断なども踏まえてインシデント対応を行い、得点を競う。また競技日とは別日に参加者で振り返りを行うことも特徴となっており、競技を通じて得た経験などを共有し、参加者の技術向上につなげている。
今回、日本デザイン振興会が展開する「グッドデザイン賞」に応募し、審査を経て受賞が決まった。Hardening Project実行委員が受賞デザイナとなる。技術とビジネスの両側面からセキュリティ対策を行うことや、作業の振り返りによる情報共有の充実などを評価したとしており、10年間に20回を開催し、サイロ化された業務環境に一石を投じたことなども受賞理由とされている。
同賞は、国が1957年に創設したグッドデザイン商品選定制度を前進とし、同振興会が継承して運営。製品、ソフトウェア、システム、サービスなど幅広い分野を対象とし、応募に対してデザインの観点から評価、表彰を行っている。2022年度は、5715件の審査を実施しており、1099社1560件が受賞した。
(Security NEXT - 2022/10/12 )
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