2015年1Qのネットバンク不正引出、法人被害は沈静化
2015年第1四半期は、法人におけるオンラインバンキングの不正引き出し被害は大幅に減少し、沈静化したことがわかった。一方、個人顧客は被害額が拡大する傾向にあり、注意する必要がある。
全国銀行協会が、会員や準会員など191行を対象にアンケート調査を実施し、取りまとめたもの。
同四半期において、法人顧客のオンラインバンキングにおける預金の不正引き出し件数は1件、被害額は100万円だった。前年同期の22件1億4200万円、前四半期の5件1000万円をいずれも下回り、収束に向かっている。
件数ベースでは2014年第2四半期に48件、被害額ベースでは第3四半期に2億900万円でピークを迎えたが、法人顧客に対して当日振込を制限するなど対策を講じる金融機関が増加。減少傾向へ転じ、大幅に改善した。
しかし、法人の預金者と個人の預金者で傾向が大きく異なるため注意が必要だ。個人預金者の被害件数は170件。前四半期の210件を下回るなど減少傾向にあるが、その一方で被害金額は3億1100万円となり、前期の2億6100万円を大きく上回った。
2014年第3四半期以降、被害件数の減少に反比例して被害額が増加。1件あたり約76万円だった被害額が急激に拡大しており、わずか半年あまりで約183万円まで拡大している。
(Security NEXT - 2015/05/29 )
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