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CTFのスコアサーバ用CGIプログラムに脆弱性 - 修正版が公開

CTF競技向けに提供されているスコアサーバ用CGIプログラム「EasyCTF」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。修正版となる「同1.4」が公開されている。

同プログラムは、コンピュータ技術を競う「CTF(Capture The Flag)」用に提供されている簡易スコアサーバ用プログラム。開発者の坂井弘亮氏は、自身の勉強用として短期間で開発したとしており、利用者の責任のもとで使用することを前提に公開されている。

今回「同1.3」および以前のバージョンに、任意のファイルを作成される脆弱性「CVE-2015-0912」や、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2015-0913」、セッション管理不備の脆弱性「CVE-2015-0914」が見つかったもので、これら脆弱性を解消し、一部修正をくわえた「同1.4」があらたに公開された。

いずれの脆弱性も馬場将次氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施したという。

(Security NEXT - 2015/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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