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バラクーダ製フィルタリング製品に証明書関係の脆弱性

「Barracuda Web Filter」における暗号化通信の検証機能に関して、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。同社では修正版を公開、セキュリティ機関も注意を呼びかけている。

同製品は、通信内容を検証し、マルウェアの侵入を防いだり、コンテンツ制御を行うウェブフィルタリング製品。今回、暗号化通信の可視化機能において複数の脆弱性が判明したもの。

外部への通信において証明書を適切に検証しない脆弱性「CVE-2015-0961」や、共有のルート証明書をインストールする「CVE-2015-0962」が存在しており、中間者攻撃などに悪用されるおそれがある。

同社では脆弱性を修正した「同8.1.0.005」を公開。また問題ある証明書が端末にインストールされていないかチェックするページを公開しており、必要に応じて削除するよう求めている。

(Security NEXT - 2015/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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