「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
「OpenSSL」の開発チームは、「同3.5.0」における脆弱性1件を公表した。
コマンドラインアプリケーション「openssl x509」のオプション処理に問題があり、意図と逆の挙動が生じる脆弱性「CVE-2025-4575」について明らかにしたもの。
具体的には、「openssl x509」コマンドのオプションで証明書の特定用途を拒否設定しようとした際、誤ってその用途を信頼済みに設定してしまうという。
軽微なコードのリファクタリング時におけるコピー&ペーストのミスに起因し、発生したという。重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティングしている。
ソースリポジトリにおいて修正を実施。現段階でアップデートは用意しておらず、今後リリースする「同3.5.1」に修正が反映される予定。FIPSモジュールを含む構成や「同3.4」以前のブランチでは影響を受けない。
(Security NEXT - 2025/05/23 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
米CISA、「Oracle EBS」関連など脆弱性7件を悪用リストに追加
「ウイルスバスター for Mac」の旧版に権限昇格の脆弱性
データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性