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ネパール大地震に便乗する詐欺やマルウェア感染活動に注意を

4月25日にネパールで大規模な地震が発生し、日本人を含め多数の死者が出ている。こうした大規模災害後に便乗するサイバー犯罪者は少なくなく、注意する必要がある。

これまでも東日本大震災をはじめとする地震、台風、津波、火山噴火などの自然災害に乗じて、義援金の募集と見せかけて金銭や個人情報を騙し取ったり、ニュースに見せかけて添付ファイルを開かせ、マルウェアへ感染させるといった攻撃がたびたび確認されている。

心当たりがない災害関連のメールが届いた場合は、添付ファイルを開いたり、URLにアクセスせず、寄付などを行う場合は、信頼できる団体経由で寄付するべきだろう。

また自然災害に限らず、注目度が高い話題は、必ずと言っていいほど便乗した攻撃が行われており引き続き注意すべきだ。「飛行機事故」をはじめとする事件や事故、「エボラ出血熱」や「インフルエンザ」といった衛生事情のほか、「FIFAワールドカップ」「オリンピック」といったスポーツイベント、著名人のスキャンダルや訃報なども狙われる傾向にある。また2014年は、インターネット上で話題となった「アイスバケツチャレンジ」に便乗したケースも確認されている。

(Security NEXT - 2015/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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