2015年1Qの脆弱性届出は245件 - ウェブサイト関連が半数以下に
同四半期に脆弱性対策情報をJVNで公表したうち、修正が完了したのは41件で、累計で1000件となった。また同四半期中に「連絡不能開発者」として開発者名を公表したケースはなかった。3件で開発者と連絡が取れたため、累計公表件数は160件となった。
ウェブサイトの脆弱性では「クロスサイトスクリプティング」が最多だったが、前期から半減し100件に満たなかった。一方「SQLインジェクション」が前期から増加している。
脆弱性が悪用された場合に生じる脅威を見ると、これまでの傾向と変わらず「本物サイト上への偽情報の表示」が最も多かった。「データの改ざん、消去」も増えている。前期に急増した「サーバ内ファイルの漏洩」は減少した。
同四半期に修正を完了したのは253件で、累計は6194件となった。90日以内に修正が完了したケースは202件で、割合は80%と前期の67%を上回った。累計の割合も、前期の67%から1ポイント改善している。
(Security NEXT - 2015/04/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増

