不正サイトが前月比4割増 - 新年度に便乗する詐欺も
新生活をスタートさせる新入社員を標的とした詐欺サイトが、多数検知されている。広告から偽サイトに誘導する手口も巧妙化しているという。
BBソフトサービスが、3月に検知した不正サイトの状況を取りまとめたもの。同社では、3月に107万9311件の不正サイトを検知しており、前月の77万3021件から39.6%の増加となった。
内訳を見ると、「ワンクリック、不正請求詐欺サイト」が前月比3.2ポイント減となったものの、全体の83.2%と依然多数を占める。「フィッシング詐欺サイト」は14.1%で、前月から2.5ポイントの上昇。「偽セキュリティ対策ソフト配布サイト」は1.7%で、前月を0.5ポイント上回った。
このほか、「マルウェア感染サイト(0.08%)」「脆弱性悪用サイト(0.76%)」のいずれも、微増にとどまっている。
同社では、新生活に必要な衣類や貴金属などのブランド品販売を装う手口を確認しており、新年度を前に新入社員などを標的とした詐欺であると分析。また、繰り返し表示するリターゲティング広告を用いて詐欺サイトへ誘導する手口を確認している。
(Security NEXT - 2015/04/16 )
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