大雪対策需要を狙う詐欺サイトに注意 - 今度は「スノータイヤ」
大雪対策商品の需要を見込んだ詐欺サイトが発生している。あらたに検知された詐欺サイトでは、単価が比較的高い「スノータイヤ」の安売りを装っていた。
不正サイトの状況を調査しているBBソフトサービスが、1月の検知状況を取りまとめ、あらたな手口を明らかにしたもの。問題のサイトでは、スノータイヤのセールで消費者を呼び込んでいた。
同社によれば、1月の不正サイト総検知数は40万7000件で、前月の41万2372件から1.3%減少した。
不正サイトを種類別に見ると、これまでの傾向と同様に「ワンクリック、不正請求サイト」が89.5%で最多。「フィッシング詐欺サイト」が8.9%、「偽セキュリティ対策ソフト配布サイト」が0.8%、「脆弱性悪用サイト」が0.7%だった。
「マルウェア感染サイト」は0.01%とひと桁少ない。いずれも前月と比較して多少の増減はあるものの、目立った変動はなかった。
同社は、1月にあらたに確認された手口として、スノータイヤのセールで消費者を呼び込む詐欺サイトを挙げている。これまでも除雪用スコップなど、雪対策グッズの販売に見せかけた詐欺を確認しているが、より商品単価が高いスノータイヤに目を付けたのではないかと同社では分析している。
こうした災害対策グッズに関して、同社は調達に急を要する場合が多く、詐欺に対する警戒が薄れてしまうおそれがあると指摘。注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/02/17 )
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