行政機関の個人情報漏洩は年間761件、前年度より減少
2013年度に行政機関で発生した個人情報漏洩は、前年比38件減となる761件だった。
総務省が、2003年度における行政機関や独立行政法人などの個人情報保護法に関する施行状況について調査し、取りまとめたもの。
2013年度に行政機関で発生した個人情報漏洩は761件。前年の819件から減少したが、300件から500件程度だった2010年以前と比べると高い水準で推移している。
1事故あたりの個人情報の件数は、82.5%は5人以下と小規模なものが中心だが、101件以上のケースが41件、そのうち10件は1001人以上の個人情報が含まれていた。
機関別に見ると、「国税庁」が486件で最多。「厚生労働省(77件)」「法務省(60件)」が続く。原因を見ると「誤送信、誤送付」が全体の64.1%と過半数を占め、23.8%で「紛失」が続く。インターネット上に流出したものは4件でそのうち1件はマルウェアが原因だった。
(Security NEXT - 2014/11/10 )
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