Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Flash Playerの脆弱性、公開1週間足らずで攻撃ツールに

パッチチューズデイにあたる米国時間10月14日、Adobe Systemsでは「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開したばかりだが、早くも脆弱性攻撃への利用がはじまっており、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

エクスプロイトキットである「Fiesta」に、アップデートで修正されたばかりの脆弱性「CVE-2014-0569」が組み込まれたもので、今後攻撃の拡大が懸念されている。

今回の問題に関して、情報処理推進機構(IPA)も脆弱性を狙ったマルウェアが登場する可能性が高い状況であると指摘。脆弱性を修正していない場合は、早急に対策を講じるよう注意を呼びかけている。

公開当初、悪用は確認されていなかったものの、Adobe Systemsでは、「Windows」や「Mac OS X」、ブラウザの同梱版におけるパッチの適用優先度を3段階中もっとも高い「1」と設定。72時間以内のアップデートを推奨するなど注意喚起を行っていた。

Adobe Flash Playerのバージョンテストは、Adobe Systemsのページから簡単に調べることができる。

(Security NEXT - 2014/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み