Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

カード情報を販売する闇サイトの偽物現る - 犯罪者も騙し合い

不正取得されたクレジットカード情報を売買する闇サイトが確認されているが、さらに犯罪者を騙す「偽サイト」が登場している。

トレンドマイクロが、犯罪者集団「Lampeduza」が運営することで知られ、クレジットカード情報が売買されているアンダーグラウンドサイト「Rescator」の偽サイトを確認したもの。

問題のサイトは本物のサイトと似せた構造で、ログインするとアカウントを有効にするため、49米ドルを仮想通貨の「Bitcoin」で支払うよう要求していた。

サイトの運営者は不明だが、別の犯罪グループがその知名度を利用して偽サイトに誘導した可能性があるとトレンドマイクロでは指摘。さらに、いくつかの証拠から本物のサイトを運営する「Lampeduza」自身が関与している可能性も否定できないという。同社では引き続き監視を続けている。

(Security NEXT - 2014/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
警察庁、同庁サイト模倣した偽サイトに注意呼びかけ
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る
「イオンカード」装うフィッシング - 利用明細や取引制限など偽装
年金事務所を装う電話に警戒を - 偽マイナポータルに誘導
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導