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国際会議の発表中にパソコンを置き引き被害 - 九大

九州大学大学院システム情報科学研究院の教授が、学生や卒業生、研究者などの個人情報を含むパソコンを、出張先のスウェーデンで紛失したことがわかった。

8月25日にスウェーデンで開催された国際会議において、同教授の発表中、付近に置いていた鞄が持ち去られたもの。鞄の中には大学が貸与したパソコンが入っており、事務局や現地警察に盗難を届けたが見つかっていない。

紛失したパソコンには、同教授が担当する3科目の講義を過去3年間に履修した学生、および卒業生約400人の氏名と点数、さらに国内外の大学、研究所、企業の研究者約300人の氏名と連絡先、送受信メールなどの個人情報が保存されていた。パソコンのハードディスクは暗号化を行っていたという。

同大学では今回の盗難を受け、対象となる学生や卒業生、研究者に対し、書面で状況を報告、謝罪する。

(Security NEXT - 2014/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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