「Suicaポイントクラブ」で不正ログイン被害 - 大量アクセスで異常気づく
JR東日本が運営するポイントサービス「Suicaポイントクラブ」のウェブサイトで、利用者以外の第三者によって不正にログインされる被害が発生した。同社は一部サービスを停止している。

不正ログインが発生した「Suicaポイントクラブ」
同社によれば、8月15日1時半ごろより、同サービスに対して通常ありえない約29万6000件の大量のアクセスが発生。同社では異常に気が付き、5時半過ぎにログインを制限した上で被害状況を確認したところ、なりすましによる不正ログインを確認したという。
今回の不正アクセスにより、756件のアカウントが不正にログインされており、会員情報が閲覧された可能性がある。ポイントの不正利用は確認されていない。
同社は、システムの監視を強化するとともに、関連する一部顧客のアカウントを一時停止。個別に連絡を取り、パスワードの変更を求める。
同サービスの一部を停止しており、再開についてはサイト上でアナウンスする予定。また被害に遭っていない顧客を含め、同サービスの利用者に対し、パスワードの使い回しや、推測が容易なパスワードを利用しないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/08/18 )
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